SEIKO LORDMATIC(セイコーロードマチック)5606-8030 |
もう今年の1月の話になりますが、「ヤフオク!」でセイコーのロードマチックを落札しました。
落札したのは…
現物が届いたので色々とコンディションをチェックチェック、要チェック。型番は5606−8030で、製造年は1974年かな。
ガラス風防は傷がソコソコ入っていて、不動ではないけれども、動き出しても秒針がすぐ止まってしまう状態。
…と、まあ現物をチェックしたら何となく気分も一段落してしまい、ココからしばらくこの腕時計は塩漬け状態に。やっと手をつけたのが4月に入ってからの、つい先日。このままではイカンと前回の記事(4月2日分)で自らを鼓舞する書き込みの効果もあって、手をつけるエネルギーが湧いてきましたよ…!
ひとまずは分解していきましょうかね。
ケースの傷も含めて、状態は良好とは言えません。清掃&研磨でドコまで見栄えが良くなってくれるでしょうか。
そして、中身のムーブメントなのですが…!
まずは日付&曜日の早送りができるように、揺動レバーの交換です。
分解して、超音波洗浄して、オイル差して、組み立てて…と、いつもの様に作業を進めていったのですが、上手く作動してくれないんですよね…
「アレ、何で?」と、よくよくパーツを注視してみると、歯車のパーツに錆びが発生していたり、ヒゲゼンマイに絡まりが発生していたり、強めの磁気帯びしていたり…もうトラブルばかり(苦笑)
該当パーツを交換したり、絡まりをほどいたり、磁気抜きしたりと、1つ1つクリアしていって、やっと快調に動き出した…! と思ったら、ムーブメントの姿勢を変えてみると敢えなく停止…「あと考えられる原因は何だ…?」と必死に考えたモノの、もう私の限界を越えました…
「もうコレは俺の手に負えるシロモノではなかったんや…」と諦めの境地に達したので、あまりやりたくはなかったのですが、中身を総取り替えするコトにしました。
方針が決まったら早いモノで、ココからは猛スピードで作業を進めていきます。
う〜ん、今回は結構分解と組み立てを繰り返しているので、次こそ無事に作動して…!
という切実な願いが通じたのか、今度は動作もすこぶる快調で、無事に組み立て完了宣言!! と、相成りました。
しかし、その甲斐もあってか、さらには文字盤のカラーはもちろんのコト、ケース形状、サイズ感と、総じて自分の好みを体現した様なデザインのロードマチックなので、とても気に入ってまして、ココ数日の間、毎日出動です。
ロードマチック沼の奥深さに改めて触れた今回の腕時計でした。